C知識欲は誰にでもあるのです
勉強の得意、不得意に関わらず、何かを知りたいという欲求はみんな持っています。
例えば地理が嫌いな生徒がいて、国や山脈や河川の名を覚えるのがいやでいやでしょうがないその生徒に、例えばユーゴスラビアに対してNATOが爆撃を行っているが、それはどんな理由でそんなになっちゃったのかを話してあげると(決して政治的な洗脳をしているのではありません。念のため)その生徒は目を輝かせて聞いているのです。ちょうどヨーロッパの国の位置を覚えようとしている所だったのです。
こんな風に、勉強のための勉強はつまらないけれども、いま世界はどうなっているか、などの話題を持ち出すと、子供たちは興味しんしんといった顔つきでこちらに集中するのです。
しかしながらユーゴの歴史も民族紛争も、地理的な位置やヨーロッパ史などとは決して無縁ではなく、あるいはNATOとは何かなどの基礎知識がなければ(中学の歴史で習う)その話題は決して広がっていかないことも事実です。
基礎知識の獲得のための学習というのは、どうしても退屈だしまた反復練習を要求されるため、誰しもが好きにはなれないのですが、土台がしっかりしていないと家が建たないように、基礎知識なくして学習は深まりません。またより高度な知識を得たいという時、あるいは何かを考える上においても、知識がそれをフォローしてくれます。
繰り返しますが、誰にでも知識に対する欲はあるのです。その欲を満たすために基礎知識が欠かせないのです。そのための努力は確かに面白くありません。でも、ここはためらうことなく、イヤでもなんでも覚え切ってしまうことです。後になって、役に立つ日が必ず来ます。いまできる努力はしておいて損はしません。
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